赤テープと呼ぶのは俗称に過ぎない。
黄色や青があるからではない。
回収されずに残置 ( ざんち ) される事からの呼称。
下調べの山行で、その人が目印とし残したテープが、生い立ち、起源。
至極便宜に辿れて、重宝する。
いつの間にか、コースガイドのテープだと、信じ込んで終い勝ちであろう。
大きな誤算であることをこの際、知ろう。
先達・先人が、通過したとは言え、何の保証も、責任も問えない。前の人が、苦労し戸惑っている痕跡に他ならない。
言いかえれば、むしろ、頼りにする事、それ自体、【危ない】事になり果てる。
山を数登り、体験が増えるにつれ、