山ん中、無言の教えシリーズ第6話 送電線巡視路

関西では、赤矢印の形をして、『火の用心No●●』とある標識は、送電鉄塔が近接したことを示す。踏み込み路への、いい目印になるが、安易に踏み込まない。
 本来は、ハイキングコースではなく、電力会社の管理の山路。鉄塔で行きどまる。次の鉄塔へ道が、繋がることは稀である。別ルートで、谷を渡って別の尾根に巡視路が付くことが多い。つまり、別の鉄塔へ尾根を伝う場合でも、林道から登りなおす例が多い。
 たまさか、鉄塔から道が踏まれ続く場合、登りなれた先人登山者が付けた踏み跡が、徐々に踏み固められて、発展したに過ぎない。季節によっては、草深い路と化して、難儀する。

 とは