地上の楽園・オカバンゴを旅して。

現在、地球の各地では、年間600万ヘクタールの勢いで急速に砂漠化が進んでいるという。にも係わらず、実に3,000年もの間、1年中水を絶やす事の無い、「最後の楽園」と呼ばれる緑地帯がアフリカの大地に息付いている。ボツワナ共和国北部のオカバンゴ湿地帯である。

ボツワナは、南ア共和国、ナミビア、ジンバブエに囲まれた内陸国で、名だたるダイヤモンドの産地としてダイヤモンドが輸出品目の90%を誇り、国の歳入の半分を占める他、チョべ国立公園や野生動物保護区など観光資源が豊富で政情も安定し、近年観光客が堅実に増加している。

その中でも、人の手付かずのオカバンゴ湿地帯