日記の再開

すっかり日記もご無沙汰している。やっとまた書こうという気を取り戻した感じ。
 ドイツから帰ってきて、はや3週間にもなる。歳のせいで時差に対する身体的柔軟性が落ちたのもあろうし、旅日記を認めようとする意欲が湧いてこなかった所為もある。
 帰ってきてから読んだ本は下記の7冊。ここ20年来これほど少ないことはなかったと思う。
●中川越著『文豪たちの手紙の奥義−ラブレターから借金依頼まで』新潮文庫。
 23人の文豪のたった一人の読者のために認めた手紙という文。「おれの様な不人情なものでも頻りに御前が恋しい」(漱石)、「写真を出して、目に吸いこむよう に見ています