死んだらオワリ・・絶対に違う

まだ現役(診療放射線技師)の頃、
職場の先輩に心理カウンセラーの男性(私より年長)がいた。
元中学校校長で退職後に資格を取得。
看護学校でも教えていたベテラン。

その人は、
「死んだらオワリ」と言っていた。

病むこころの相手をする専門職の人が、
平気でそんな言い方ができると、私は不思議でならなかった。

死んだらオワリ、というのは死ぬ当人から見た価値判断。
死ぬのは、もちろん、当人であるが、
この世は、当人ひとりで成り立つわけではない。

たった一人のことなど、
大した問題ではない。
石ころのようとも云える。

その人が死ぬことは、
それ以外の人々や