困った時はお互い様

日曜はボランテイアで認知症の爺さんと散歩に出る。
2キロほど離れた白子の海岸で休憩してから帰る。
狭い路地には野良猫が居ていつも声を掛ける。
通り道に日舞の稽古場があって藤間流の看板。
留守が多いが一昨日は珍しくお師匠さんが玄関に居た。

かなり高齢らしく何やらカメラを持って右往左往。
 「何かお困りですか~手伝いましょうか?」
 「この看板と表札を撮りたいんだけど・・・」
 「分かりました!カメラを貸して下さい?」
看板と表札を撮れば「写った写真を確認させて?」

一通り写っていることを確認して安心したのか顔が緩む。
 「通りすがりの方ですか~?助かり