NYに住む無免許の私立探偵、マット・スカダーシリーズの12作目。
マット・スカダーは55歳になった。仕事を減らして、事実婚の相手エレインの店を時々手伝ったりしてゆったりと暮らしている。
スカダーのところに、PR会社のトップがやってきて調査を依頼する。
年に一度だけ会って食事をする男たちの会は、現在のメンバーになってから32年になる。会員はまだ60歳代で、そのうちの半数近くが死んでいる。偶然とは言えないほどの死亡率の高さだ。調査してくれないか、と。
スカダー自身にも犯人からの死の手が及んでくるのだが、スカダーはそれを知らない。とうとう解