プロコフィエフ のピアノ・ソナタ第4番・第7番・第9番をメルニコフの演奏で聴く

ピアノ・ソナタ第4番。
先日読んだ本の中でも触れていたが、リヒテルが好んで演奏していたとある。メルニコフはリヒテルの弟子である。第1楽章はアレグロ。仄暗い音楽の中にプロコフィエフの沈思黙考する姿が重なる。
第2楽章はアンダンテ。瞑想的な気分が支配的だ。作曲者自身も気に入っていたと伝えられる。メルニコフのピアノの音は非常に美しい。一音一音が輝きを放つものの派手さはなく質の高さと品格を感じた。
第3楽章は不気味な趣も漂う。メルニコフの演奏にはリズムに切れがあり、弱音での美しさも印象深い。

第7番。
プロコフィエフのピアノ作品では最もよく知られたもの。ポリー