北へ帰ろう

前から、1人で、北へ帰ろうを口ずさんでいる。
生まれが樺太、育ちが小樽、就職で東京40年。
妻も小樽の出で、最後は小樽でと言いあっていた。
8年前妻に先立たれ、1年後に単身で余市に移り住んだ。
北への歌は多い。北帰行、津軽海峡冬景色、北へ帰ろう、北へ、北国行で等の影響か?
偶々、久世光彦さんの本を読んだら、「心が傷つきやすい日本人の心は、涙を抱いて、北へ向かう、南に向かわない」とあった。
確かに、南へ帰ろうなる歌は聴いたことが無い。北へ行くほど風景は寂しく、行き会う人は少なくなる。
これが日本人のメンタルなのだ、反対にドイツ人は南に向かうとの由。

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