気象大気現象

蜃気楼

4月15日(11:25)、富山県魚津市の海岸より富山市方面。
※ 日記の写真と見比べてもらえれば、ありがたいです。
実際の海面の上にもう一つの水平線が出現して地表の事物が倒立する形で現れ、実際の事物と重なり合っているようにも見える。
富山湾東部に流れ込む、(東から)黒部川・片貝川・早月川・常願寺川の4河川は、春に雪解け水が一気に流れ下る急流のため、海の表層水が低温になる。
そこに暖かい空気が流れ込むと、海面に接する下層の空気が冷やされて冷暖2層の空気層が出現して光の屈折現象により「上位蜃気楼」が出現する。
秋~冬に全国各地の海や湖で見られる”浮島現象”は「下位蜃気楼」に属する。

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