玄武洞公園 (近畿エリア人気温泉と姫路城ツアー2日目) 2024年3月22日 

青龍洞3  続玄武洞公園 (近畿エリア人気温泉と姫路城ツアー2日目) 2024年3月22日 

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玄武洞・青龍洞が有名な訳には3つの特徴が挙げられます。
まず1つ目は、きれいな曲線美のある柱状節理です。

2つ目は、「玄武岩」の名の由来となったことです。江戸時代の儒学者・柴野栗山(しばのりつざん)が当時城崎に来遊した際、この珍しい採石場を中国の四神の「玄武」に因んで「玄武洞」と命名しました。

その後、明治になって岩石名に日本語の名称をつける際、東京帝国大学の小藤文次郎(ことうぶんじろう)博士が「Basalt」という岩石に対して、この玄武洞にちなんで「玄武岩」と命名したのです。
3つ目は世界で最初に第四紀の地磁気逆転が発見された場所だということです。
1929(昭和4)年、京都帝国大学の松山基範(もとのり)博士は玄武洞の岩石に現在の南北とは逆の磁性が残されていることを見出し、それをきっかけに地球の磁極が逆転する時代があったことを世界に先駆けて発表しました。
彼の栄誉を讃えて、約260万年前から70万年前の地磁気の逆転時期を「松山逆磁極期」といいます。
また、2009(平成21)年には国際地質学連合によって松山逆磁極期が始まる260万年前を第四紀の始まりとするように定められました。

公園の中でも、特に美しい柱状節理を見せてくれる青龍洞。
玄武洞から徒歩5分

山陰海岸国立公園、国指定天然記念物

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