「こういう人にはなりたくない」と、思ってきたのに、いつの間にか、自分が似ていることに気が付いて、唖然とする。 認知症カフェをまる3年やって、4年目でストップしてしまった。カフェは部屋いっぱいだけれど、女性が多く、一方男性は少ない。男性は認知症の話しは”暗い”と言われたりする。若いときに老いた人の歌をえ~!とか言ったり、老いることを拒否しているみたいな態度を取る人もいる。 でも、誰でも老いるし、…
数日前のこと いつもの美容室に行った。 いつものように、洗髪してもらい 鏡の前に座る。 ふとみたら、びっくり。 鏡には ボサボサの洗い髪に 顔色の悪い、疲れた老婆が映っていた。 たしかに、ジムで頑張りすぎて 疲れてはいたが 余りの、しょぼくれ顔に。 カットしてブローしてもらったら まあ、少しはましな顔になったが つくづく思った。 髪形で、こんなにも違うものかと。 ふだんから、化粧も薄く…
001:我 残酷な天使のように微笑んで 老いゆく我に突き刺す言葉 002:歓 老いてなお運命などは知らぬまま 蒼い散歩の風に歓ぶ 003:身 振り返るもしも我が身に羽あらば 気づくだろうか神話の未来 004:即 パトスまで即身仏は朽ち果てて 価値ある死へのアンチテーゼか 005:簡単 簡単に眠れる夜は失われ 眠れぬ首に刻まれる皺
終活という言葉を目にする機会が増えた。右を見ても左を向いても、シニアばかりになった居住地で暮らす。子供の声は全く聞こえず、シニア夫婦がウオーキングする姿ばかりが目立っている。 ウオーキング夫婦は、必ず夫が前を堂々と歩き、妻は二三歩後から背中を丸めて付いて行く。かつて我々もそのようだった。妻は嫁して夫のために尽くす、教えられなくても、結婚とはそういうものだと信じて疑わなかった。 両親の結婚生活…