肺気腫の病状、末路について

肺気腫の末期

いずれの病気でも末期症状はあります。
しかし呼吸器系疾患の末期は壮絶です。
特に肺気腫は呼吸ができなくなる病気であり、呼吸困難状態、つまり窒息死は、この世のものとも思えないような断末魔の叫びが轟くようです。
そのため看取る家族としても、末期状態では已むに已まれず延命治療よりも安楽死を求めるケースが多くなりますが、法律上の制約や、医師と遺族との意思疎通が上手く行かないケースでは医療訴訟に発展することも少なくありません。
肺気腫の治療法は薬物療法が基本であり、外科手術によって肺の容量を減少させる方法が執られることもありますが、根本的に肺気腫は回復することが期待できないため、確実に症状は悪化の一途を辿り、時間の差はあれ末期状態を迎えます。
重症の肺気腫では酸素ボンベを常に側に置く在宅酸素療法が実施され、外出時は携行可能な酸素ボンベが利用可能ですが、行動が制限されるのは仕方のないことでしょう。
肺気腫の末期状態では、過度な運動を避けるべきですが、適度に体を動かして呼吸筋が衰えないようにすることも末期のケアとして大切です。
なお最末期状態では食事をすることもできず、流動食や栄養注射などに頼るケースも稀ではありません。

私は５０代で肺気腫の疑いありと診断され、精密検査の結果診断が確定されました。
疑いありとの診断がでたその日から、医師の「タバコを止めなさい！！」との強い言葉で、１日５，６０本吸っていたタバコをキッパリと止めました。
禁煙・断煙の効果ありで７５歳の今も命永らえています。

副流煙でも肺気腫になるようですね。
ですから、喫煙者から遠ざかる環境も作りました。
友人・同僚などから喫煙可の飲食店に誘われても一切行かないようにしました。
また、接待の宴席には部下や上司に出るようにしてもらい、一切煙のある環境から遠ざかりました。

出世街道に乗っていましたが・・・・・部長止まり！・・・・・
ボード入りは果たせませんでしたが・・・・・今も命あることを感謝しています。

あの日の絶煙の決断が、孫達の成長を温かく見守ることが出来る現在の結果に導いてくれたと・・・・・
大いなる決断に導いてくれた主治医に感謝！