オリンピックの自転車ロードレースで、、、、。

「一列になって走るのは、自転車競技の「お約束」です」は間違いありませんが、別意見として先頭交代はチームの作戦によって加わらない場合もあります。
　たとえば逃げ集団にチームメイトがいれば、追走集団で先頭交代することはありません。
　私も初めてツール・ド・フランスを見たときぎゅうぎゅう詰めで走っているのにびっくり。いくら風よけになるとは言え、危なくて素人ではまねできません。みんなそれだけのスキルがあるんですね。

一列になって走るのは、自転車競技の「お約束」です。

ロードレースの速度は、平均３０〜５０キロと言われます。自転車は車と違って、風の抵抗をもろに「生身の体」で受けます。言ってみれば逆風の中を自転車を漕いでいるようなものです。
そこで、ロードレースの場合は、一列になって走ることで、先頭のみがその抵抗を受け、二番目以降は体力を温存しながら走ることができます。
しかし、そうすると、先頭の選手がレースとしては不利になりますので、交代で先頭を走る「お約束」になっています。
先頭が疲れたら、後ろに下がり、二番目が先頭に繰り上がる、というやりかたです。もし、先頭になるのを嫌がって、仮に優勝してもそれでも失格にはなりませんが、ずるい奴だというレッテルを貼られることになります。

もし、ご興味があれば、「サクリファイス」（近藤史恵：著）をお勧めします。フィクションですが、ロードレースのことが詳しく出ています。