親子関係、兄弟関係とも、人と人ですから、血縁関係にあっても衝突する事はあると思います。ちょっとした思い違いや、言ってはいけない事を言って相手を傷つけたりして仲たがいをする事もあるかと思います。その溝が小さいうちに対処するか、意地の張り合いになって長引かせるかは、親子・血縁関係だけではなく、仲たがいのほとんどに言える事だと思います。
自身も、両親と同居、そこに嫁を迎えたので、いろいろ衝突・誤解・軋轢などありました。大した問題でもないのに、グダグダ言ってるのを聞くのが嫌で、ウルサイ!と怒鳴れば、貯め込んでるストレスが堰を切って出てきて大喧嘩になります。そんな時、誰ともなく黙り込み、距離を置くようになり、喧嘩は沈静化に向かいました。
また、たった一人の姉とも、言葉の行き違いから疎遠になった事もありました。その時は、怒り心頭で冷静に考えられなくて、ついつい身内だから酷い事を言ってしまうものです。自制が利かなくなってしまうものは、身内だからと言う甘えにあるのでしょう。この時も、冷静になって思い返してみると、些細な言葉の行き違いである事に気づきました。
人は、親子、兄弟ばかりでなく、多くの人々と一緒に暮らしています。その中にあって、自分の思い通りに行くものではなく、必ず正反対の意見や考えを持つ方がいます。それを反り合わないと毛嫌いし、挙句に喧嘩となっては、社会全体が乱れます。当の本人も、そんな事にイライラしては楽しいはずがありません。
人と上手くやって行こうと思うのなら、自分が悪くないと思っても、自分から矛先を納める事が出来れば、争いなど起きません。まして親子なら、お互いが上手くやって行こうと思うのは当たり前ではないでしょうか。それを自分から手を差し延べないで、相手ばかりを批判しては収拾できるわけがありません。親子・兄弟と争いを続けて、何か得になることがありますか?あったらお教え願いたいものです。