ユダヤ人について教えて下さい
ユダヤ人は、ユダヤ教の信者(宗教集団)、あるいはユダヤ人を親に持つ者(血統)によって構成される宗教的民族集団である。 ムスリムやクリスチャンと同じで、ユダヤ人という人種・血統的民族が有る訳では無
知恵蔵の解説
ユダヤ人
「ユダヤ人とは誰か」という定義問題は、イスラエルの歴史に長い影を落としてきた。1950年制定の帰還法は、すべてのユダヤ人にイスラエル移住の権利を与え、ユダヤ人とは「ユダヤ人を母とする者またはユダヤ教徒」と定義している。しかし、個別のケースをめぐる法的紛争が絶えない。ハラハー(宗教法)の厳格な適用を求める宗教勢力が影響力を増している。イスラエルのユダヤ人はアシュケナジームとセファルディームに二分される。前者は欧州、後者はアジア、アフリカの出身者とその子孫である
*********
ニグロ系の人々への差別が強かったRSA(南アフリカ共和国)でも、ほとんどの人々にニグロ系の血が流れていると言われます。アメリカでも同様でしょう。
日本人と言われる人々も、世界各地から寄せ集まった祖先の雑種ですね。
・紀元前、パレスチナを原住地に住んでいた人々も、現代は混血が進んでいるので、どの程度の濃さまでユダヤ人と言えるのでしょうか。
・母親によるユダヤ人を親に持つ者(血統)も、ユダヤ人になるのでしょうか。
ペンネーム:私もユダヤ人かもさん
イギリスが、利害関係のみで、自称ユダヤ人という人をかの土地に住まわせた事が、事柄を難しくしたのでしょうね。
*******
古代に祖先が暮らしていたイスラエルの地に帰還してユダヤ人国家を作ろうとするナータン・ビルンバウムによるシオニズム運動が起きた。「ユダヤ人」は世界に離散後もそのほとんどがユダヤ教徒であり(キリスト教やイスラムに改宗した途端、現地の「民族」に「同化」してしまう)、ユダヤ教の宗教的聖地のひとつであるイスラエルの地に帰還することもその理由の一つである。
1917年に熱心なシオニストの第2代ロスチャイルド男爵ウォルター・ロスチャイルドはイギリス政府からバルフォア宣言を取り付け、イギリス政府はシオニズム支持を表明することになった。この条約はトルコとのセーヴル条約やイギリス委任統治領パレスチナ(1920年-1948年)に繋がっていった。1919年にはファイサル・ワイツマン合意(英語版)が調印され、パレスチナへのユダヤ人入植を促進させることで合意している。オスマン帝国から代わった委任統治が、イギリス委任統治領パレスチナ(1920年-1948年)の公用語の一つとしてヘブライ語を宣言した。
*********
いずれにしても、民族という概念は、グローバル化した現代では死後としたいものです。