日本の国家予算(国のお財布)っていくらですか?
先日、2021年度の一般会計予算案が過去最大の106兆6097億円と発表されました。
日本の国家予算には一般会計だけではなく、もうひとつ特別会計というのがあります、つまり一般会計と特別会計のふたつで日本の国家予算ということに成るのだと思います。
ところが、この特別会計の金額を知りたいと思って調べてみてもよく分かりません?
どういう訳か、特別会計の金額をメディアなどで目にする機会は殆どありません。
だから、みんな知りません。
日本の総予算である一般会計と特別会計の合計は、いったいいくらに成るのでしょうか?
また、日本の国家予算って一般会計と特別会計で二重帳簿の様に成ってます、この二重帳簿って、悪徳業者などが収入を誤魔化すためにやっている脱税行為の時くらいしか聞いた事がありません。
どうしてひとつにしないで、わざわざふたつの会計に分けて解り難くしているのでしょうね?
国民の為の国家予算なんですから、普通ならひとつにして、誰が見ても解かり易くするのが当たり前だと思うんですが、そこのところも凄く疑問です?
なので、その理由も併せて教えていただけたら幸いです。
よろしくお願いします。
ペンネーム:国のお財布さん
>この一般会計と特別会計の合計は、重複部分を差し引いても、250兆円ほどになり、GDPの4割以上となっています。<
財務省のホームページの、「令和3年政府予算案の特別会計について(令和3年1月18日追加)」によりますと
『特別会計の歳出総額は493.7兆円、会計間のやりとり等を除いた歳出純計額は245.3兆円』
と書いてありますので、一般会計と特別会計の合計が約250兆円ほどではなく、一般会計と特別会計の合計は 106.6兆円+245.3兆円ということで合計351.9兆円ほどということに成るようです。
しかし、「会計間のやりとり等を除いた」というところにカラクリが潜んでいて、実際には約35.9兆円よりももっと大きな金額が、日本の総予算に成るのではないかと私は思っています。
といいますのも、「特別会計について(令和3年度予算)」には
〇 歳出純計額の大半は国債償還費等、社会保障給付費、財政融資資金への繰入れ(財投債による資金調達)、地方交付税交付金等。それらを除くと、7.4兆円。
〇 ここから、東日本大震災からの復興という特殊な要因である復興経費(0.8兆円)を除くと、 6.6兆円。
と、書いてあり、特別会計には497.3兆円(245.3兆円)もの巨額の予算が有りながら、あたかも自由に使えるお金が、たった6.6兆円しか無いという様な書き方に成っているのです。
そして、その6.6兆円については
〇 6.6兆円の5割は保険事業、2割はエネルギー対策。
〇 財源面では、一般会計からの繰入れが1.2兆円(特定財源の一般会計経由の繰入れを含む)、残りはその他の歳入(保険料等)。
と、6.6兆円の歳出先と歳入先が簡単に説明されていますが、肝心の497.3兆円(245.3兆円)についての「歳入」には全く触れられていません。(歳出先については大雑把な説明があります)
さらに、二重帳簿については、その必要性はもちろん二重帳簿に関連する様な記述は全く見当たりません。
ということで、正確な日本の国家予算(国のお財布)がいくらかなのかが未だに分かりませんし、二重帳簿化している理由についても何ら解決を見ていません。
ペンネーム:不破雷蔵さん
南米などでは、バス料金を5円値上げすると広報したら大暴動に発展、鎮圧に軍隊まで出したために大統領が失脚と言う話までありました。それから見ると、日本国民には余裕があるのか、政治に無関心なのか、馬鹿なのか、わからん国民だと思います。
これらから、噂になっているコロナ新税も、なんとなく実施されるかも・・・と思います。しかも、新税が恒久化され、税は一般会計に繰り入れられ無関係な使途に消えると言うのがこれまでの状況です。国民はマスコミが振る指先だけを見ているので、このような二重会計、税の浪費に気づかないんです。しかも多くの国民が、税は我々のために使われると信じ込んでいますから、まったく改善される気配はありません。
国の官僚らが、高額な接待を受けたと騒ぎますが、その官僚らの天下り先はもっと杜撰で無駄の塊のような組織です。そこを次々渡り歩いて巨額の給与・退職金を受け取る仕組みは長年にわたり見過ごされています。しかも、このミニ版が県でも、市でも行われ、意味不明の税が存在し続けています。これらを維持するための二重帳簿であって、それを明らかにしなくとも問題にならない日本が、ますます凋落するのは当然だと思います。
ペンネーム:国のお財布さん
おっしゃる通りに、不可解なことや不思議なことが満載というのが日本の現状ですね。
たとえば、車を運転する人なら日常的に接するガソリン価格なんですが、ガソリン価格というのは価格の約半分が税金(ガソリン税・石油税など)で出来ていますす。
その上に、価格全体に対して消費税が掛けられるのです。
つまり二重課税ですね、税金に税金を掛けるという無茶苦茶なことに成っています。
酒税やたばこ税でも同様の事が起こっています。
でも、日本人には余裕があるのか、無関心なのか、馬鹿なのか、二重課税に対して誰も文句を言いませんね、ペンネーム:不破雷蔵さんのおっしゃるとおりです。
これでは、確かに日本が凋落したとしても仕方がありません。