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よくあるご質問

大型商業施設での出来事(閲覧注意)

それではお話しいたします。
  

  
  
時系列は前後しますが、私が体験した話から始めましょう。
  
 
そこのお店での作業に、エレベーター室の中の工事がありました。
  
私たちが普段入るところではなく、その箱が入っているところの工事です。
   
その工事日の数日前に、どこか別の商業施設で、やはりエレベーター室の工事で業者さんが亡くなった・・・とテレビで報道していました。
本来動かしてはいけないのに、誰かが動かしてしまって圧死・・・だそうです。
しかし、工事をする立場として考えると、まず考えられない事なのです。
セーフティチェックは何重にもするし、ただスイッチを入れないようにする、と言うだけではないのです。しかも、一番下、と言っても、床ぎりぎりまで下がるわけではなく、1m位の隙間はあるのです。なのに・・・。
  
  
そこのお店のいろいろを知る前の事でしたので、さほど不安はありませんでしたが、やはり実際にエレベーターの下に入る、と言うのは怖いものなのです。


無事に工事も終わり、日報を書く為に警備員室に行きました。
その時はまだそれほど仲良くもなく、黙々と日報を一人で書いていて・・・気づいてしまったのです。 
  
  
「あ、脚立が置きっぱなしだ」
  
  
エレベーターの工事は最下階のB1です。
食品売り場の中を通ったエレベーターの前に脚立はあります。
  
何も聞いていなくても、不気味な気配は十分感じていたので嫌だったのですが、仕方なくいくことにしました。
  
バックヤードを通り、荷物用のエレベーターで下に降り、鮮魚のブースの脇から売り場に出ます。
   
深夜の売り場は、昼間とは全く空気が違います。
非常灯の明かりだけしかなく、客の足音もカートを引きずる音もなく、ストッカーの「ブーン」という音だけが広い店内に響きます。

棚にぶつかるほど暗くはありませんが、何となく怖い感じがするものなのです。
 
売り場の通路は格子状になっていますので、どんな通り方をしてもいかれるのですが、
やはり近いルートを選んでしまいます。

   
  
「パチッ」
  
  
歩いている少し先で音がします。
と言っても、深夜だから気づく程度の音で、別に怖くはありません。
  
 
「ガタッ」  
  
  
今度は少し大きな音です。やはり進もうとしている少し先です。
ストッカーに何かが当たったような音です。
   
  
「ドン!」
  
  
かなり大きな音です。陳列棚を蹴った様な音です。
いささか”おかしい・・・”と思うようになりました。
   
  
「ピッ」
  
  
今度は電子音です。もちろんレジははるか後方です。
  

「ピッ」「ドン」「カシャ」「ガサッ」
  
 
歩く私を取り囲むように、私の周りで音がするようになりました。
  
  
距離にしたらたった4〜50メートルなのに、その時の私にははるか遠くに感じました。
  

不気味な音に取り囲まれながら何とかエレベータにたどり着き、脚立と工具を持ちました。
脚立を担ぎ、工具の入った布袋を提げて、また警備員室に戻ります。
 
来たルートはもう通りたくありません。
少し遠回りですが、フライドチキンやうどんなどのイートインのコーナーの脇を通って帰る事にしました。その方が通路が広いのです。
  
有り得ません。
  
フライドチキンのお店ではスプーンかフォークかわからないけれどシルバーが床に落ちる音がして、うどん屋ではブォーンというバキュームのスイッチが入ったのです。
  
ひどい動悸と軽い眩暈を感じながら早足で歩きます。いや、もしかしたら走っていたかもしれません。
  
  
  
  
警備員室に着き、工具を置いて中に入りました。

   
「大丈夫でした?」
  
 
先に声を掛けてきたの警備員でした。
 
知っていたのです。何かがいることを。
  
「実は・・・」

私は一連の事件を話しました。
 
全く驚いた様子もなく、またか、というような顔で聞いていましたが、その後で彼らから聞いた話は、にわかには信じられない話でした。

その時の時間が午前二時を少し回ったころでした。
 
そして二時半になったあたりで内線電話が鳴りだしたのです。
  
長くなるので、聞いた話は次のトピでお話しします。

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