入るべからず

夏の夜祭店でゾクッとする程の美女が笑っていた
近くの寺の墓地の空き地で毎年開かれている

然れど見た事のない美女だった
噂を聞いて海外か県外地から遣ってきたのだろう

ワル男3人組で「跡を着けようよ」となり、そ~うと
付けて行った

寺の奥の墓地へどんどん入って行く
辺りの灯火の明かりは届かなくなり
足元さえ見えないほど暗く感じた

怖くなり「帰ろうよ、後でバレたらヤバイよ」
と言い合っていたら、ふ~遠くから振り返る美女

ハッとして全員尻餅を付いた、
何時の間にか美女は姿を消したのでした

墓地の中へ消えた美女、
明日、明け方に3人組は鉄棒を持って墓地