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よくあるご質問

銀行と金行、銀座と金座

経済学史の話です。
英語ではbankっていえば済むものを、
日本ではなぜ、銀行っていうのでしょう。
それは明治維新の時、
西日本と東日本の貨幣価値の差でした。
西日本では薩摩藩長州藩土佐藩肥前藩、
といわれる西南雄藩が銀の貨幣価値で流通していました。
江戸幕府は金の貨幣価値でした。
金は銀より貨幣価値が高く、
一般の住民に行き届くような通貨ではありません。

銀の方が通貨としては流通しやすかったのです。
そのことは歌舞伎にも良く出てきます。
「何十両」とかいうのは江戸歌舞伎で、
「銀百貫飲ませねば、身請けできず〜!」
というのは上方歌舞伎です。

東日本と西日本では貨幣の考え方が違うのです。
これは歌舞伎を見る時の大きな参考になります。

ちなみに薩摩藩は、
1876年に265年返済という手形を、
大阪の鴻池家?と取り交わしています。
平成になってもまだ返済が終わっていない計算です。
薩摩が明治維新、廃藩置県を急いだというのも、
ここにあるような気がします。
廃藩置県だと返済の必要がなくなります。
だって返済すべき藩がなくなってしまいました。

そこで銀行か金行かって話になります。
西日本では銀の算出量が多いのです。
東日本では金はレアメタル並みです。

そこに大坂、近江、伊勢の大財閥が食い込んでくるのです。
そう、三井、鴻池、住友、など、
大坂伊勢近江で財を成した財閥です。
三菱などの政商財閥よりも、強いのです。

そこで銀行か金行かって話になりますが、
やっぱり、昔からの財閥が強くて、
西日本系の銀を扱う、銀行という名前になったのです。

「銀座」、それは扱う金属の量の違いです。
地名に銀座があって金座がない、
どうしてか?
どなたか教えてください。
それが分かると歌舞伎の舞台ももっと分かりやすくなります。

コメント

鯉次郎さん

2013年08月29日 08:40

あつしさん
金座の話は面白いです。
ありがとうございました。

あつしさん

2013年08月28日 23:24

豆一文に沢山の 銭と違って 金包 こいつぁ春から縁起がいいわえ

銀と金の違いだけでなく、銭と金の違いもあって面白いですね。
金は一両、三分、二朱といった単位で価値を計りますが、銭は貫目の重さで価値を計ります。
ですから江戸時代の両替屋のシンボルは天秤ばかりで、その流れで近代まで銀行の社章には天秤ばかりに使った分銅をモチーフにしたものが多かったです。

江戸時代には勿論金座がありました。現在の東京中央区の日本銀行のあたりが金座だったそうです。
詳しくは下記のウィキペディアでどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%BA%A7