趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

よくあるご質問

五月歌舞伎、笑ったね、飲んだね。

五月歌舞伎、笑ったね。飲んだね。


前進座国立劇場公演

「裏長屋繁盛記」

 もともと落語の演目、「らくだ」と「井戸の茶碗」をくっつけてお芝居にしてしまった。

どちらの落語も腹を抱えて笑うような演目なので、笑えないはずがない。

それに監修脚本が寅さんシリーズの名監督山田洋次なので尚更なのだ。

 落語のらくだでは主人公のらくだとあだ名されている嫌われ者の「馬」は死んでいる。

この公演ではらくだの馬が河豚を喰って死んでから、普段は歌舞伎では省略される家主の場以降、焼き場行きも上演された。

人情話あり笑ありと、落語を元にした裏長屋の物語が展開される。

笑ったね。涙が出たね。そしてハッピーエンド。喜劇というのはこのことをいうのだ。

 馬の兄貴分、半次と紙屑屋の久六の酒を飲みながらのやり取りは面白い。

久六と半次が酒を飲めば飲むほど形勢が逆転していく様子は、酒好きにはたまらない演技。

座席に座りながら一杯飲みたくなった。

前進座はまた一つ演目の財産を増やした。



歌舞伎座團菊祭五月大歌舞伎。昼の部を見る。

坂東楽善、彦三郎、亀蔵披露。

「梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)」

 亀三郎改め彦三郎を襲名した役、梶原平三が実にいい。

セリフがきっちりとしていて伸びやかである。

歌舞伎というのは原則マイクを使わないから、新彦三郎のセリフ術は聞いていいて心地よい。

姿がことのほか美しい。いい役者をみた。

 義経千本桜「吉野山」

 海老蔵が菊之助との踊りでよい味を見せる。海老蔵の狐忠信は所作に工夫がある。

あまり仕掛けや衣装に頼らない忠信である。舞踊劇の楽しさを見た。

 菊五郎の「魚屋宗五郎」。飲めば飲むほど妹を無残に殺された怒りが増してくる。

酔いっぷりは見事。芸の勢いと極致をみせられた。団蔵の太兵衛、時蔵のおはま。配役が実によい。

コメント

コメントはありません。