国立劇場の大道具さん

国立劇場の髪結新三を観てきました。
菊之助の新三を始め、團蔵の弥太五郎源七、亀蔵の大家にも感じる所がありましたが。
今回言いたいのは、新三の住まいを設定した大道具さんです。
舞台正面の真ん中に浴衣がかかっているのですが、今回の大道具さんはその浴衣にどんな意味、目的があるのか全く分かっていません。
あの浴衣には「平清(ヒラセイ)」の文字が入っているのですが、その文字が観客に見えない状態でした。
ご存知かも知れませんが、新三当時の平清は八百善と並ぶ高級料亭で、長屋住まいの新三が行けるような店ではありません。
その平清から貰った浴衣地で作った浴衣を、これ見よが