「証明」を読みました

かつて大原麗子・山本学版と、原田美枝子・風間杜夫版のドラマで観たことのある「証明」を読みました。1969年に書かれた清張作の短編小説です。ドラマも良かったけれど、小説で読むと、主人公(久美子)の時々の心理がぐっと伝わってきて、ドキドキしました。

同じ文庫に収めてある「新開地の事件」。これはショッキングな内容で、映像化は難しいかと思われます。事件の原因となった愛憎劇が凄まじい…。

いつか清張の小説を読破する日が来るかしら…。彼は多筆だったから、読み尽くせない気もするけれど、全部読んでしまったら、それはそれで、淋しくなりそうです。