梟示抄(きょうじしょう)

松本清張の小説デビュー作「西郷札」という傑作短編集(三)の中の、『梟示抄(きょうじしょう)』を読んだ。江藤新平の末路を実録的に描いて、同じ権力機構内にいるものの軋轢、対照的な勝敗を浮びあがらせた内容で、とても興味深い。