趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

よくあるご質問

『歌の迷い道』?

私の歌のお師匠さんのお師匠さんは名高い女流歌人です。

短歌界で横綱の称号のように尊崇されている「迢空賞(チョウクウショウ)」を受賞した人で、NHKの毎年の”短歌大賞”選考委員の一人でもあります。

歌も姿勢も凛とした歌人。 私の師匠もその方の前ではコチコチの直立不動的(大袈裟かな?)な態度を示します。鎌倉に或る結社をつくり、主筆をつとめ、500人規模の会員(ご本人は弟子というのを嫌っていますが、要するに弟子)が居ます。 

その結社は月刊誌を出版し、年一回総会を開き、講座も受け持っています。何でか分りませんがその総会の司会をやったことがあります。(クラスメートである短歌教室の先生は大師匠の一番弟子なのです。)

終わってからの慰労のお茶会で大先生の隣に座ってしまいました。
私は軽はずみにこんな質問をしました。「わが教室の〇〇先生は”短歌は命懸けよ”とよく言ってますが、大先生の短歌との関わり合いは如何ですか?」

すると大先生はこうおっしゃいました。「あら、そんなこと言ってるの?私は命懸けじゃありませんよ。」 そしておそらく3秒くらい後に「でも”死に物狂い”とは言えるわね。」

目を白黒させて私は、何が何だかわからぬままに愚問を終了しました。

その大先生の若かった頃のうた・・・。

? 冬の苺匙に圧しをり別離よりつづきて永きわが孤りの喪  ?  

離婚に伴う心中の葛藤を「冬の苺をつぶす行為」「孤独な服喪」に喩えたのでしょう。

やれやれ、短歌と言うのは身を削る文芸だのう、とつくづく思った次第です。

コメント

コメントはありません。