いい映画でした、しかしーーー。

今日、若者の街渋谷で、「大統領の執事の涙」を見てきました。
南部の綿花畑で、奴隷のような差別待遇に耐えきれなくて、ワシントンDCに出てきた黒人が、ホワイトハウスで歴代の大統領にも信頼される一流の執事になるという物語です。この映画はハリウッド的な単なるサクセスストーリーではなく、家族をしっかり描いているのがすばらしい。白人のいいなりになって「いつわりの人生」を生きる父親に反発し、60年代の公民権運動にのめりこんでいく息子との確執、拒否、そして90年代になってやっと和解するまでを丹念に描いているのです。
ホワイトハウス執事として、さまざまな世界的大事件を目の