技あり絶品の三猿

お寺に続く道の辻にある庚申塔
主尊が青面金剛ですが
摩滅で炎髪の中のドクロなど
摩滅が進んでいますが
台座の上手な使い方で
三猿は ほぼ完璧に残っていました
石工の高い芸術性と技量がみられる絶品
体の大きさからも これも夫婦猿に子猿の三猿
右の小猿が 岩にしがみついて泣き
真ん中の母猿は 寄り添いながら
鳴き声聞きたくないと耳を押さえ
左の父猿は 笑っちゃいけないと
口を押さえて・・
夫婦猿の体は 不必要な下半身を彫らず
上半身や顔の表情が より目立つようにという
芸術的な彫り方が絶品
このように猿の体の一部を彫らず
バックの岩などで隠す手法は
旧葛飾郡