趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

よくあるご質問

ジャンダルム(二日目?)・・・

朝2:00に起床。天候「快晴」。気温「6℃」。結構、暖かい・・。

荷物を纏め「さあ、出発」。

ところが何故か足が重たい・・。それもそのはずで、昨日はほぼ空荷状態で、おまけに「物見遊山」で
テケテケ歩いていたが、今日は荷物もしっかり背負い、寝起きでかつ、ヘッドライトを付けての登山に
なるため、足許も覚束ない。

それでも何とか「独標」に辿り着いた。
当初の計画では「日の出」まで「独標」に留まり、日が昇ってから西穂へ向かう予定だったが、
振り返ると沢山の光の列がこっちへ向かっている。

「渋滞になる前に行こう・・」ということになり西穂に向け出発した。
独標の11峰からアップダウンが主峰の西穂まで続くが、個人的には10峰の下りが一番難しかった気がする。

後でも触れるが、数多く「難所」は存在するが、それ以上に「厄介」なのが中途半端な岩壁。
何処をホールドし、何処に足を引っ掛ければよいかがわからない箇所が沢山ある。

体格や得手、不得手によって「これ」といった下り方がないのだ。

私見だが後は西穂まではそんなに難しくはなかったように記憶している。
ただ、そんなに「難しくはない」とは言っても、当然ながら躓いたら「取り返しのつかない事故」にはなる。

AM 5:30 主峰西穂登頂。何だか「登った気」になっているが、ジャンへの核心部分はまさしく
ここからだ・・。

西穂からの下りで後ろにいたソロの男性を前に行かせたが、赤岩岳の手前のクサリ場で、その男性が
下を見下ろしながら携帯電話をしている。その横には前を歩いていたカップルの男性だけが佇んでいる。

「どうされました・・?」
「一人、滑落されたようで・・・取り敢えず一報を入れています」

ここで圧倒的なアドバンテージを誇るのが通信キャリアのdocomoだ。
私のauでは電波が届かず、電波の届く場所まで移動しなくてはならない。

上から見下ろすと30mほど下の岩場で女性が一人座り込んでいる。
(よく生きているよな・・?)と思うほどの切り立った岩壁である。

「僕が見てますんで、先に行って下さい・・・」

昨日の「通りすがりの男性」といい、ソロで鍛えている人間は対応がこなれている。
片割れの男性のほうは「放心状態」で、装備は一流なのだが何をしていいかわからない様子だった。

ソロの彼に後を託し、我々は先へと進むことにした。
そして「天狗のコル」には8:30頃に到着。

途中沢山の難所があり、「恐怖心」と闘わねばならない場所、数多・・・。
ただ前述したように、その難所よりも高さ2〜3mくらいの「中途半端」な岩壁が本当に「曲者」なのだ。

上から眺めながら
「あそこの岩を左手で掴み、奥の突き出た岩の端に右足を置いて、次の左足はあそこの岩にしよう。
その時は、右手であの岩でホールドすればいいな・・・」
と言う具合に作戦を練らないと降りれないのだ。当然、滑落すればヘリのお世話になるのだが、
高さが無いせいかハシゴもクサリもない。

後ろのパーティーは男女二人づつのグループだったが、何故か先頭は女性だ。

その女性の「ため息」とも「嘆き」ともつかない「独り言」がその状況をよく表している。
「えっ、ここもまたクサリがないの・・・?」

女性にとって不利なのは男性とは体格差があり、同じように降りてこれないところにある。

結局、私が降りた後振り返って、足の置き場やホールドの場所をその先頭の女性に指示しながら
前へ進むことが多くなった。

ところが気が付いたらいつの間にか、先頭が男性に入れ変わっている。

そうなったらもう興味もない。知らん顔をしてどんどん前へ進むことにした。

10:15 とうとう念願のジャンダルムの取り付きに到着。
皆、ザックを置いて「ジャン」に登っている。当然我々もそうするかと思いきや「鬼の軍曹」が、
「ジャンの上で昼飯を食おう・・!」

(おいおい、それってザック担いで登るってこと・・?)

だが質問もする間もなく「ジャン」を登り始めた。

(仕方がない。登るか・・・)

9/22 AM10:30 ジャンダルム登頂

頂上で昼食を摂ったあと、残すは「ロバの耳」と「馬の背」である。

「ロバの耳」は巨大な垂直に切り立った岩をトラバースし最後はほぼ真下に下らねばならぬ。
高さが半端ではないのだ。ただひたすら三点確保を繰り返し、クサリを握り締めるのみ・・。

そして最後は恐怖心と真っ向から闘わねばならぬ「馬の背」である。
「登りでよかった・・」と思わせるほどその鋭角な切れ方は「半端ではない」
もう「登るしかない」のだ。

一気呵成にここを登ると、あとは奥穂のピークへ向かうだけである。

9/22 12:15 奥穂到着

コメント

ポルコロッソさん

2013年09月27日 20:40

ペンギンさんへ

そうでしたか・・。
気の毒なことをしてしまいましたね・・・。
お詫びをしておきます。。

私は普通、山に入ると携帯の電源を落とすので下山するまで「音信不通」になります。

ただ今回は「大山」に同行させていただく「可能性」があったので、
「大山」の状況も入手出来るのかな・・と思ってメールした次第です。

りゅうさん

2013年09月27日 13:21

私が登場ですね、ポルコさんお疲れさんでした!

天気が良くて気持ちが良いと言うかハラドキのジャンダルムでしたね、アルプス未経験の私が言うのもなんですが、皆さん凄い!ですね。

ポルコさんのアルプス報告をぜひ聴きたいですね(*^_^*)

私が言うのもなんですが、Cさんはポルコさんから連絡が無いと言って一晩中携帯を離さなかったみたいですよ。

chiya-さん

2013年09月25日 23:43

ポルコさんの文章力は素晴らしいですね、場面場面が想像出来ます。 ここの様子、よく解りました。  
>片割れの男性のほうは「放心状態」で、装備は一流なのだが何をしていいかわからない様子だった。

ここなんか、目に浮かぶくらい解りやすい。笑

そして、発見したのがここ、

>そうなったらもう興味もない。知らん顔をしてどんどん前へ進むことにした。
なんだか、、、ペンギンさんがよく言っている言葉に似ている。。。。。((+_+)) まぁいいや・・・