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よくあるご質問

アルマ望遠鏡の話

NECのメルマガWisdom に興味深い記事が紹介されていました。
恐らく、誰でも見られる記事なのだろうと思うので、転載します。
何故、南米チリの高地なのか? 赤道直下でもなさそうな場所ですが。
赤道には、近いのでしょうか?
直径10mのアンテナを、2200個も据え付けるというのは、すごいことです。

【未来授業〜 [渡部潤一さん] 宇宙的視点をもつ】

『 日本も参加する国際プロジェクトとして、南米チリの標高5,000メート
ルの高地に建設中の「アルマ望遠鏡」。
今秋にもすべてのアンテナの設置が完了する予定です。

天文学者で国立天文台副台長の渡部さんに、世界中の天文学者が注目する
この電波望遠鏡がどんなものかを伺いました。』

 http://cl.blwisdom.com/ml/?t=future66&p=w426t90500001166557

コメント

アマービレさん

2013年09月12日 01:49

プー太郎さん こんばんは
素敵なトピックをありがとうございます。
こちらでもサイエンスカフェで、何度もアルマ望遠鏡のことを紹介しました。
人間の叡知を結集した施設ですよね(*^_^*)
渡部潤一先生のお話を聞かれて、良かったですね。

私は今日、テレビの「バクモン」でALMAについて渡辺先生のお話を拝聴しました。

アルマ望遠鏡は、南緯23度 西経67度くらいの所にあります。
標高5000mの高原が続いていて、広い場所を確保でき、年間降雨量100mm以下と電波観測には最適の場所です。

アタカマ高地との出会い 
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/aboutalma/outline/02.html

ここでは、パラボラアンテナ66台が設置されています。
「アタカマコンパクトアレイ (ACA:モリタアレイ)」  
  直径12メートルのアンテナ 50台
  直径12メートルのアンテナ  4台
  直径 7メートルのアンテナ 12台

今年3月「ACAアタカマコンパクトアレイ」は「モリタアレイ」と命名されました。
国立天文台チリ観測所教授 故 森田耕一郎博士のお名前を冠した望遠鏡です。
森田博士は、アルマ望遠鏡計画でACAのアンテナ16台の配列設計を行い、天体電波画像の高画質化の研究において多大な業績を残された方です。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/pressrelease/201305077095.html

ALMAのアンテナは全て移動可能です。
アンテナを動かしてそれぞれの間隔を広げ、最大直径18.5キロメートルの巨大な電波望遠鏡にすることができます。
それによって、18.5キロメートル相当の空間分解能(=視力)を得ることができるそうです。
この技術は簡単なことではないそうです。
1946年、イギリスの天文学者サー・マーティン・ライル(ケンブリッジ大)が考案した
「電波干渉計による開口合成法」の仕組みを使って可能になりました。
巨大な1つの電波望遠鏡を作るのではなく、いくつかの電波望遠鏡の観測データを組み合わせ、望遠鏡間の距離を直径とする仮想的な1つの望遠鏡とする方法です。
ライル博士は、1974年にノーベル物理学賞を受賞しています。

これまでの望遠鏡では分からなかったことを読み解いていくALMA!
これからの活躍が楽しみですね。

写真  ACA 7mアンテナ群  Credit: ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), R. Hills (ALMA)