性同一性障害当事者に共通番号(上)

「年金機構」  一時ネット閲覧可能

日本年金機構が、性同一性障害で性別変更した人を判別するため、先年10月から基礎年金番号10桁のうち前半4桁に共通する固定番号の割り当てを始めていたことが7日、分かった。
この4桁の番号が性同一性障害当事者を示すと明記した機構の内部文書が一時インターネットで確認できる状態だった。

プライバシー侵害と批判

支援団体は勤務先などに性別変更を知られる恐れがあり、ぷらーバシーの侵害だと批判。性別変更した関西在住の女性は「見た目と性別が一致せず、不利益を受けないように性別を変えた。配慮に欠けた制度に怒りを覚える」と話している