「見よ、飛行機の高く飛べるを」

劇団青年座 第二二五回公演、
観てきました。

作 永井愛
演出 黒岩亮

明治の末、師範学校で学ぶ少女達の寄宿舎が物語の舞台。
平塚らいてうが「青鞜」を創刊、女性の新しい生き方が芽生え始めた頃。

永井愛の祖母がモデルとなり、
またその友人役は市川房枝氏がモデルに。
明治と言う時代を生きた少女達の、
真っ直ぐでひたむきな姿が見応えたっぷりでした。

子どもから大人へ、
もう子どもと呼べる歳ではないけれどまだ大人でもない、
そんな彼女達の未来への希望や夢、熱く堅い友情。
強く健気な姿が見事に演じられ、素晴らしい役者さんばかりです。

田山花袋の小説