紫陽花

加古川市志方町の円照寺で、色とりどりのアジサイが見ごろを迎えている。手まり咲きの純白や紫、桃色が、雨期の境内を鮮やかに染めており、7月上旬まで楽しめるという。
同寺では約20年前から栽培。上月義宗住職によると、色違いを含む約60種、約200株があり、今年は例年より1週間早く5月末から花をつけ始めたという。
戦国時代、羽柴秀吉の軍勢が中国大返しの道中に置いて行ったとされる陣鐘の周辺に、花の集合体が大きい「アナベル」や、白と桃色の履輪が繊細な「フラウフジヨ」などがしっとりと雨露を滴らせ、訪れた人を和ませている。
花の色によって酸性、アルカリ性の土に植え分けて