活字とともに奈良へ

先月、50年前の奈良へ出かけましたが、今回はさらに遡って平重衡による南都炎上へ活字を辿りながら出かけました。

平安時代末期、鎌倉時代への入り口の時代へ。
興福寺の悪僧、範長を主人公に興福寺の中興の祖とも言われた信円、興福寺炎上の中、仏像を運びだすのに必死だった運慶そして重衡が織りなす興味深い小説を澤田瞳子さんが300年ぶりに再建された興福寺中金堂落慶を機に書き上げた「龍華記」です。

その中には興福寺、東大寺、般若寺そして山田寺、一度ならず足を運んだことを思い出しながら読んだ次第です。
なかなか訪れることができず、活字をなぞりながら思い出しておりました