趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

よくあるご質問

第62回趣俳句会 秀句散策

参加されました会員の皆様のご協力により第62回趣俳句会を無事終了することが出来ました。
この場を借りて感謝とお礼を申し上げます。

今回も佳句、秀句が多く皆さん選句に多いに悩まれた事と思います。
その証拠に選句された54句の内1,2,点句が36句も有りました。

その中で
 10点の最高点の二ャンママさん
   風紋は神の落書き秋澄めり           
 9点句のあずさんさん
   風に伏す萩ひと叢を抱き起こす         
 8点句の蕗村さん
  稲架(はざ)を組むをんなばかりの過疎の村
の高点を集めた御三方おめでとうございます。
流石、ベテランの方々の句に多くの点が集まりました。

さてここに恒例の「秀句散策」のトピックを設けましたので、大勢の方の
選句のご感想などお寄せ頂きます様お待ちしています。

コメント

ニヤンママさん

2013年09月29日 17:00

この度は拙句に最高得点を頂戴し身にあまる光栄と
ご投句下さいました皆様に感謝申し上げます。

残りの二句も選句頂きなんと嬉しい秋なのでしょう。
心からお礼申し上げます。
これをはげみとしましてこれからも精進をして行きたいと存じます。

幹事の方本当にご苦労様でした。有り難うございます。

つだみつぐさん

2013年09月29日 13:02

わたしの選句理由です。

わたしも、ほかの人が点を入れない句を採ることが多い。
選句をしていると、自分の傾向、というか、自分がどんな句が好きなのか、どっちを目指しているのかが、だんだんわかってくるような気がします。


36.稲架(はざ)を組むをんなばかりの過疎の村

最初に採りました。
ほんとうにそうなんです。どんどん人がいなくなって。でも、日々の営みは確実にあります。収穫の喜びも明日に向かう準備も。

蕗村さんの句とはわかりませんでした。わかってみればさすが。
交通事故からのご回復をお祈りいたします。

19. ふと気付く新米の美味妻が居り

変な句ですね。えーと、わたしとぱんださんだけが採っていて。
「妻がおり」って、言っても、最初からそこにいたでしょ?
新米ほど新しくないけど、それはそれで、味があって。

44.天上の野分け下りて桂川

桂川は、じつは、はるか天上に源流を発していて、天上で台風が来て、それで桂川が増水したのだ、わたしはそんなふうに解釈してみました。自信はありません。
そう読むと、SFみたいですね。わたししか採っていない。


68.コンバイン後ろに小鳥従えて

こちらは読み間違いようがない。ちょっとほっとするような農村風景です。ちいさな生き物って、いいですね。


33.傷みなき秋茄子ひとつお裾分け

自分の畑で取れた秋ナス、風ずれや虫喰いがあって、まったくきれいなものはごく少ない。せっかくあげるなら一番いいものをお隣へ。こころのこもった「ひとつ」ですね。

せいほうさん

2013年09月29日 11:58

極楽剣士さん、第62回趣俳句会の清記係ご苦労様でした。世話焼き宗匠さんのおっしゃる通り実に見事な運営でした。おかげさまで十分楽しませていただきました。
 高点句のニャンママさん、あずさんさん、蕗村さんの御句はやはり多くの皆さんの共感を得られるとおり味わい深いものがあり大いに勉強になりました。この他にも佳句が綺羅星のごとくあり、この句会のレベルの高さを改めて実感いたしました。
 さて、私の秀句散策ですが、いつも通り私の選句中心に鑑賞させていただきます。
 なお、今回は私のみの選句が3句ありましたがいづれも写生を旨としながら心の感動、さらには句の背景を詠まれた味わい深い御句であったように思います。

11.風に伏す萩ひと叢を抱き起こす        あずさんさん
 秋七草の中でもとりわけ風情のある萩。一株から枝が群生し強風の後などにはしどけなく倒れ伏す萩叢に手を焼いた経験は誰しもお持ちでしょう。その萩のひと叢を作者はやさしくあたかも子を抱くようにかかえ起こすのです。萩というより生物への温かい眼差しがほのぼのと感じられる御句です。

52.秋風や野に帰リたる開墾地           ナッチュラールさん
 先人たちが営々辛苦して切り開いた開墾地もいまや減反政策や人口減少などのあおりを受けて元の野に帰り、昔の整然とした農地などなかったかのように草木が生い茂り秋風が蕭条と吹き渡っています。宴の後の寂しさを思わせるような哀れを感じます。
 大規模開墾地はいたるところでこのような現象がみられ寂しい限りですね。

29.こふのとり羽ばたく郷の稲の秋         すずめさん
 こうのとりの郷とは豊岡市こうのとりの郷のことでしょうね。人と自然が共生する里だからこそこうのとりも共生できる、そんな好例が豊岡市の試みかと思います。
 田圃が残り落穂やそこに群がる虫はすべてこうのとりの大事な餌になります。そんな稲の秋を見事に詠まれました。 一時は絶滅が危惧されたこうのとり、ぜひ豊岡市の努力が報われることを祈ります。

39.海桐の実裂けて浜辺の風と和す         陶仙坊さん
 あまり馴染のない海桐(とべら)の実ですが、海岸近くに育つ常緑低木で実は赤く熟すると裂けて赤褐色の種子をさらします。海岸沿いをそぞろ歩かれた作者は浜風に幽かに揺れて実をさらしている海桐を見つけ、何と気持ちよさそうに吹かれていることだろうなどと感慨も持たれたのではないでしょうか。 風と和しているのは作者も同様だったのでしょう。

59.象潟や小島に寄する稲穂波          がんばる蔵さん 
 作者は今精力的に奥の細道をなぞる旅を続けておられ、芭蕉が「象潟や雨に西施が合歓の花」の名句を残した象潟には特別な思い入れがあったことでしょう。
 象潟はかって湾湖で九十九の島がありましたが地震で地盤が隆起して湾は消失したそうです。しかし島であったところはそのままこんもりとした小山として残り、その小山に稲穂の波が押し寄せているという、昔の風情がまざまざと想像される御句と見ました。兼題を実にうまく詠みこまれた佳句です。

 以上多くの佳句から私の選句について鑑賞させていただきましたが他にも選句して鑑賞したい御句も沢山ありましたがほかの皆様の鑑賞にゆだねさせていただくことといたします。
 
 なお、句会で拙句を選句いただきました皆様にはこの場をお借りしまして厚くお礼申し上げます。
 この度も多くの皆様にご参加を頂き有難うございました。心から御礼申し上げます。

世話焼き宗匠さん

2013年09月28日 15:14

剣士さん さすがの快刀乱麻の早業の運営に感服いたしました。

また投句集計後に管理人が予想されたように 選句はどれもが秀句たりうるレベルで
非常に選句は皆さん苦労をなさったと思いました。
しかしこれもこの趣俳句会のレベルの高さの証明ではないかと多少は誇りに感ずる次第です。

さて小生の秀句散策ですが、まず

 稲架(はざ)を組むをんなばかりの過疎の村    蕗村 さん

稲架の句は小生も作りましたが この流麗さは真似出来ないレベルです。
稲架を組む の上5と をんなばかりの――の中7に続くイメージのなめらかさは
長年俳句に取り組まれてきた作者の真骨頂だとかんじます。 私も頑張らなくては!

 .稲光吉備路を急ぐ猿田彦        作: うさぎやま さん

今回の句会の”天”に推したい1句です。
句の中の詩心と日本人が積み重ねてきた教養に裏打ちされたロマンと 何より
うさぎやまさんの故郷岡山に対する郷土愛が横溢した 作者渾身の作句でしょう。

稲光は稲妻のことで 特にこの場合は秋の夜空に雷光のみが走り、音も雨もなく
鋭く駆ける様子が 道案内の神でである猿田彦が赤い貌と長い鼻を揺すりながら実った稲穂を横目に
目をむいて、出雲に1番乗りしなくては面目が立たないとばかり、吉備路を走り抜けてゆく
様子が想像できるスケールの大きさが読みての心に大きく拡がります。

小生の勝手な想像ですが、作者の備前焼のお店にこの句が掛っていて俳画があれば
映画の1シーンだと愉しくなりました。

 .衣紋(えもん)ぬき粋に街ゆく秋袷     作: てるちゃんさん

衣紋ぬき この上5の斬新さに注目しました。 言葉への探究心はさすがベテランです。
粋に街ゆく  は秋袷に対して少しありきたりの感じが心残りです。

 .一閃の稲妻に選るわかれ道       作:  酔う子さん

人生の選択がベストなチャンスも1瞬時かもしれない比喩感が面白いです。

 .寝癖の子鵯の声まねてなく         作: トッテ・Lukeさん

毎日鵯の声を聴いて暮らしてますのでまったく同感です。
寝癖の子 が作者の慈愛感が滲み出てくる表現となっています。

以上の他取りたい句が沢山ありました。又小生の句にも貴重な1票をいただいた仲間に
厚くお礼申し上げます。  お互いこれからも精進いたしましょう。