無駄なものを買わない生活は、老後にも効いてくる。「人生80年と考えると、働いてお給料をもらえる時期は、そのうち40年程度。意外に短いと思いませんか？」と生活経済ジャーナリストの和泉昭子さん。多くの会社員の収入ピークは40代。50代になると次第に月収は減っていく。余裕をもって貯蓄できるのは、20〜40代のわずか20年くらい。さらに老後に貯蓄はあっても、生活費が多ければ、将来お金が足りなくなる場合もある。
「現役時代から身の丈に合った支出範囲で暮らす習慣があれば、老後に年金収入だけになっても、ダメージは小さい上、やりくりするコツもあるから安心です」（和泉さん