冬ボーナス、将来不安で貯蓄志向強まる

日経生活モニターを対象にした2011年冬のボーナス調査では、家計の貯蓄志向が強まっていることが明らかになった。背景にあるのはボーナスが将来増えないとの見通しに加え、教育や老後に対する不安感。家庭では節約を徹底し、低水準にとどまるボーナスを貯蓄に回している。

 新潟県の会社員(48)は10月に28年間購読していた新聞1紙をやめた。収入が減っているうえに、単身赴任で生活費がかさむようになり「できる範囲でコストカットをした」ためだ。息子と娘はともに私立の高校、中学に通っており、住宅ローンもある。息子には「大学は国公立に行ってほしい」と頼んだ。


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