除染廃棄物の流出90袋に 台風19号福島県内

除染廃棄物の流出90袋に 台風19号福島県内

 東京電力福島第1原発事故の除染で発生した廃棄物を収める大型土のう(フレコンバッグ)が台風19号の大雨で流出した問題で、環境省は1日、福島県内の流出数は90袋に上るとする推計結果を発表した。
 流出したのは田村、二本松、川内、飯舘計4市村の仮置き場。これまでに49袋を回収し、24袋は内容物が流れ出ていた。周辺の放射線量や水質への影響は確認されていないという。
 環境省などによると、4カ所の仮置き場は近くに河川や水路があり、台風19号に伴う氾濫で土のうが流れ出た。大半は落ち葉や草木などの可燃性廃棄物が収められ