「放射線影響小さい」 処理水全量放出の場合、経産省が推計

「放射線影響小さい」 処理水全量放出の場合、経産省が推計
2019年11月19日 08時00分  

外部被ばくの影響について試算結果が示された政府の小委員会
 東京電力福島第1原発で保管される放射性物質トリチウムを含む処理水を巡り、経済産業省は18日、現在保管中の処理水に含まれる放射性物質を仮に1年間で海洋や大気に全て処分した場合の年間被ばく線量の推計を示した。最大でも一般の人が通常生活で自然に被ばくする年間線量の約1600分の1にとどまり、最低では約4万分の1となった。同省は「放射線の影響は十分に小さい」と評価している。

 18日、都内で開かれた