第一原発処理水の海洋放出 年間線量3300分の1 経産省試算 自然被ばくと比較

第一原発処理水の海洋放出 年間線量3300分の1 経産省試算 自然被ばくと比較
2019/11/19 08:16

 経済産業省は東京電力福島第一原発で発生し続ける放射性物質トリチウムを含んだ処理水を一年間で海洋に全量放出した場合、追加被ばく線量は一般の人の年間被ばく線量の約三千三百分の一~約四万分の一にとどまるとの試算結果をまとめた。大気放出の場合は約千六百分の一で、いずれの方法でも「影響は十分に小さい」とした。十八日に東京都で開かれた処理水の扱いを検討する政府小委員会の会合で示した。



■大気放出は1600分の1

 経産省は放出地点近くでの年間