発声について(その2)


今回は「声帯」のお話をします。
声帯は元来、喉の奥のフタ(喉頭蓋)と共に肺に飲食物が入らないようにするフタとして発達しましたが、適度な強さで閉じたところに吐く息が当たると振動をし、声を出す事も可能になりました。(図左)
声帯は2枚の筋肉の周りをオブラートのような粘膜で包まれた構造をしており、息を吸うときはV字型に開き声を出すときは閉じて、吐く息がその間を通る事により震えて音を出します。
声の高さは声帯の長さ、薄さ、張りによって決まります。男性の声帯の長さは約2cm女性は1.5cmなので女性の方が高い音が出しやすいのです。
低い音(胸声)を出すときは声帯