開平の楼閣群 (中国)

昨日の「TBS世界遺産」は中国開平市にある楼閣群の紹介です。

開平は中国南部広東省に位置し、その中で潭江という川の流域にある4つの農村が舞台です。

のどかな農村地帯に、3~9階建ての楼閣が1833棟も建つ珍しい風景が見られます。 これらの建物は1910~1930年の間に集中的に建てられました。

この地帯は低地で洪水が起きやすいことと、当時は清朝末期で治安が悪く、盗賊が横行したことが背景にあり、浸水時や盗賊襲来時に村人が避難する目的で建てられました。

さらに盗賊撃退のため、塔を高くして見張所にサーチライトや銃眼を備えるものもあり砦の機能がありました