日銀の金融緩和のギャンブル的本質。

日銀はインフレ率2%の状態が持続されることが見えてくるまで、緩和策を続けると市場に約束した。
かつてマーティンFRB議長は、パーティーが盛り上がり始めたら、参加者から不満が出てもパンチボウル(酒が入ったボウル)をさっさと片付けるのが中央銀行の仕事だと述べた。
 これは経済施策の定石である。
だが、今回の日銀の決定は、パーティーで皆が酩酊するまでパンチボウルにアルコールを注ぎ続けると事実上宣言したようなものである。金融施策にはメリハリ、進捗管理、リカバーショット等が必要だが、毒を毒で制する未体験の荒料理。

 金融緩和により、各種経済指標が好転しても、イン