嘘と知りつつ
嘘と知りつつ 肩にそっと置く手 優しい言葉 いつもいたわって くれる言葉 どこか、どこか しっくりいかない その言葉 そのしぐさ すべてが優しすぎる それでも どこかよそよそしいい愛 遊びなんだ それなら理...
嘘と知りつつ 肩にそっと置く手 優しい言葉 いつもいたわって くれる言葉 どこか、どこか しっくりいかない その言葉 そのしぐさ すべてが優しすぎる それでも どこかよそよそしいい愛 遊びなんだ それなら理...
nekoさん 断ち切りたい しがらみも 縁の一つと 思い直して 結び直して 返歌 立夏ましろ 2014年04月16日 08時46分 お久しぶりです。 介護の日記に五行歌を戴き嬉しいです。 そしてさすがだなぁ。という御歌ですね。 断ち切りたい 親子の縁...
「 底 」 貴方と別れて12年 別れたばかりは 経済的に辛かった どん底の中で生きた あのころを目に浮かばせる これがどん底と思って生きた 友達はまだまだ下はあると 笑う いろんなことが苦しかった 今は天国で五行歌を書く 詩は書けない 文字も書けない 何...
「 魚 」 届いたのどグロの魚 昔の恋人の癖を浮かべて お猪口で 独り冷酒で味わう 十八夜星空 魚町で育ったあなた 小骨を取りわけ 魚の食べ方を教える 開けた窓から夜風が入り 酔った体を冷やす 原発から3年 魚町に 潮水に浸った シャカの花が今年も咲いた...
剪定が 終わらず梅木 目覚めてる まだ剪定が終わってない梅の木を見ていたらもう春だと言って蕾は大きく膨らみ今にも咲きそうです。
寒椿に霜が落ちた朝 赤い花弁に白い霜がかぶる 昇りかかった太陽が 霜を溶かす 燃えざかりの寒椿 涙を含んだように霜がとける 大きな水滴となり 朝日に輝く 寒椿の赤い花片 燃えるような赤に朝日が射す 霜は溶けて水滴になる 燃えた昨夜のことも ないごともなかった...
? 返信メール 帰ってこない返信メール また送ろうか いや、いや。 もう少し待とう。 帰ってこない返信メール 携帯を見詰めている ドキドキした心を押さえながら もう少し待とう 帰ってこない返信メール 待つことに疲れて 携帯を抱きながら うたたね。。。。 2...
涼しくなってきたね と会話をしながら ガラス越しに見る十三夜の月 迷い込んできたコオロギが 二人の会話を遮る 母と二人 母の太くなって皺だらけの手で作った 団子をほおばる これがおふくろの味 母は私が戻ってきてくれて 「嬉しい。産んでよかったよ」 とポツリと一...
夏から秋に風の音が流れる 黄金の水田からは 軽やかな風が流れる あぜ道を 頭をたれて稲をかき分けて歩く 黙って歩く 稲の中で身を置き 稲の中で泳いでいる 稲の中で考える 結んだ糸は確かなのか これでいいのか 秋風になびく稲穂は何も言わずに 頬をなでて行く 教え...
風はお星からの願いを届けてくれる 緑の田畑にささやきかける お元気。。。と 風はローズマリーの香りとともに 私の心に響く弟の声は 田畑をたのむよと。。 風は星の海で泳いでいる 私の心をとらえて 花ざかりの蕎麦畑におろします
まんまるお月さまが照らす 影模様 縁台で灯りを消して座る 十五夜のススキの穂が わずかなな風に揺れている 秋ナスの漬けものと サツマイモの甘煮と 早生柿 ビールを継ぐ手にそっと添える 貴方の手 あなたとの暮らしにも なれました いつまでもこの暮らしが続くよ...
呼べばやまびこが返ってくる 山里の秋 コスモスの花が咲き乱れ カナカナ蝉から 鈴虫が鳴く 「寂しいよ」叫んでみたら 「幸せはすぐ近くにあるよ」と やまびこが返って来た 今を幸せだと思わないと。 幸せなんかいつまでたっても来ない 「多くを求めてはいけない」 とま...
星空の下 しずかに流れる時 秋の夜風が体をなめていく 手の伸ばすと届きそうな星たち 田舎に住んでみて 星空ばかり見ている 田畑しか見えないこの土地 遠くに見える家々の灯り コオロギの声が音楽を奏でる 夜風も秋の香りを運んでくる 星と星を結んで見る スキとたど...
満月に照らされて 歩く農道 話をしなくても通じ合う そんな仲になりました 小指をつないで黙々と歩く 仲良い事をうらやむように 鈴虫が泣き騒いでいる 歩く足音だけが響く 十五夜のこの夜に まんまるお月さまに照らされて 歩く 交わす言葉はないけれど やぱっぱり ...
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