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よくあるご質問

『共喰い』

昭和の終わり、高校生の遠馬(菅田将暉)は、父の円(光石研)、父の愛人琴子(篠原友希子)と3人で暮らしている。実の母・仁子(田中裕子)は、川向かいで魚屋を営んでいた。円には、性交の際に暴力を振るう性癖があり、遠馬は父を嫌っていたが、ある日、恋人の千草(木下美咲)に暴力的なセックスをしてしまい、血のつながりを意識するようになる・・・。田中慎弥の芥川賞受賞作の映画化。

原作を読んで、どんよりとした暗い世界観が、どのように映像化されているのか興味が有り観てきました。
地方都市の閉塞感がよく伝わり、その中で父を疎む男子高校生の葛藤を通し、最も重要な人間の本能の部分が原作通りで描かれていて見応えのある作品でした。
ただ原作を既読の方は分かると思いますが、原作通りの展開ですので映画も全く楽しい内容ではありません。
その中でしたたかに生き抜く女たち、特に迫力のある演技の田中裕子は良かったです。
主人公役の菅田将暉も好演です。  
ラストは、原作と違い希望を持たせる内容で終わっていますが、私は原作通りの閉塞感漂う中で終わった方がよかったのではと思いました。
観る人を選ぶ作品です。

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