郷土芸能シリーズ青森1ーおしまこ踊り

田名部おしまこ(たなぶおしまこ)は青森県下北半島一帯で唄い踊られる盆踊り・盆唄である。

由来と派生
寛文4年(1664)7月、南部藩第3代藩主南部重直公が視察のために下北を訪れた。重直公は、代官所が置かれていた田名部(むつ市)にて、人々を集めて盆踊をさせた。その中におしまという美しく、澄みわたる美しい声の女性がいた。おしまの音頭で人々は唄い、踊った。これに重直公は大変満足し、褒美を取らせたという逸話が残っている。

一説にナニャドヤラから派生したといわれている。江戸時代以前、意味不明の五・七・五調の歌詞を反復して唄い踊るものであったが、これに新しい歌詞