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よくあるご質問

〜PAUSE〜 ?九月の特選ミステリー?(其の3)

※ ニック・サントーラ『フィフティーン・ディジッツ』 (三角和代 訳)
                               角川文庫/857円

 秘密を使った危険な賭け

 コンピュター全盛の時代であっても、紙の書類が廃ることのない世界はある。
たとえば法律事務所では、今でも膨大な量の書類がファイルされ、弁護士のも
とに届けられている。

 ニック・サントーラの『フィフティーン・ディジッツ』の舞台は、大手法律事務所の
地下にあるコピー・センター。 そこは、裁判に必要な書類のほか、証券取引委
員会の提出書類、契約書の覚え書き、数十億ドルもの業務の書類、明日発行
のウォール・ストリート・ジャーナルなどが、無造作に束ねられた、情報の宝庫で
あった。

 事務所の不良弁護士は、そんな非公開の情報を利用して、株式市場でひと
儲けするため、コピー係たちを仲間に引き入れる。作戦は見事に成功する。
 しかも儲けた金は、15桁の暗証番号で守られた銀行口座に送金され、何ひと
つ問題はないはずだった。 そこに予想外の事態が訪れる・・・・。

 男たちの行く末が、これほど気になるクライム・ノベルもちょっとない。

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