〝映画のなかのハッセルブラッド〟

 カメラが映画のなかで小道具として登場することは多いが、ハッセルブラッドもよく使われている。

 ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ主演のマイク・ニコルズ監督作品『クローサー』(2004年)で、ジュリア・ロバーツがハッセルブラッドで写真を撮っている姿に驚くと同時に、身体の芯からゾクゾクしたのだった。
 
 ストーリーは想像してもらうとして、ジュリア・ロバーツはポートレート専門の写真家、撮るのはストレンジャー(見知らぬ人たち)という設定。彼女もスタジオでハッセルブラッドを三脚に付けて撮影している。
 ハッセルブラッドは、プロが使うスタジオ用カメラのイメージ