〝半透明ペリクルミラー採用の初代機『キャノン:一眼レフPELLIX』〟


 露光中、つまり撮影中にはファインダー像がミラーアップで真っ暗になるのが一眼レフの特徴であり絶対的な欠点でもありました。

 これを解消すべくキャノンが開発したのが超薄型の半透明ミラー「ペリクルミラー」。これをミラー位置に固定化した第1号機が1965年に発表された「ペリックス」でした。
 
● ペリックスのスペック
 フォーマット:24X36mm
 レンズ:標準キャノン FL 50mmF1.4
 シャッター:2軸式金属幕横走行フォーカルプレーン
 シャッタースピード:B・T・1~1/2000秒
 ファインダー:ペンタ固定アイレベル式 倍率0.9倍