〝ポケットサイズの35mmレンズシャッターAEカメラ『ヤシカエレクトロ35MC』』〟


 ヤシカ(現京セラ)は、カメラの電子化を積極的に進めたメーカーでした。それは1965年に発売したハーフ判の「エレクトロハーフ」に始まり、翌年にはフルサイズのレンズシャッターカメラ「エレクトロ35」、69年には一眼レフの「TLエレクトロX」などなどで、その中で「エレクトロ35」はシリーズ化されて、ロングランを重ねたカメラで、トータルで800万台以上を記録したものとなりました。

「エレクトロ35MC」は、エレクトロ35発売から6年後の1972年に発売されたカメラで、エレクトロ35シリーズの中で一番小型のボディを持つものでした。

● 「エレクトロ35MC