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よくあるご質問

イベント・リポート 2013/09/06 ランチ+練馬美術館

管理人の怠慢で、しばらくイベントが途切れておりました。
久しぶりに開催した今回は、管理人が恋してやまない(笑)鹿島茂氏のコレクション展第3弾。「モダン・パリの装い〜19世紀から20世紀初頭のファッション・プレート展」。2011年春の「グランヴィル展」から始まり、継いで待ちに待った2回目は「バルビエ・ラブルール展」。これは趣向を変えて巡回された群馬県館林での展示を前回のイベントにしました。会場の県立館林美術館が都会では望めない、非常に開放的で周囲の自然に溶け込んだ素晴らしいロケーションでした。

ここはアートコミュではなく、グルメ・コミュです。
ですが、美味しい食事も感性満たすアートも手間と時間をかけた人の創作という点で一致します。それを享受する楽しみはこの時代、とても贅沢なことかも。

ここしばらくミニマム人数でのイベントですが、今回も計3人の最小実行イベントでした。ご参加いただきましたみもざさん、梨花さんには改めて御礼申し上げます。こんな、両手に胡蝶蘭企画は許されて良いのでしょうか?(笑)。

ファッション・プレートとは、文字通り当時最先端のモードや流行を紹介するファッション・イラストの版画のこと。モード雑誌や挿絵、ポスターなどを通じて広く紹介された作品群です。それが「美術」たり得るかという疑問は、見る人の審美眼次第。たとえば15-16世紀ドイツ・ルネサンス期のA.デューラーは画家であると同時に版画家としても優れた作品を残しましたが、彼を「芸術家」として認めない人はいないはず。16世紀フランドルのP.ブリューゲルも同様でしょう。何度も繰り返しますが、絵画や彫刻ばかりが「芸術」なのではありません。どんなものであれ人を感動させ共感呼ぶなら、それはその人にとってかけがえなき「芸術」です。美術が専門家の普遍であるなら、芸術は常に可変だと私は考えます。

さて、時間が限られた当日。ランチは世田谷・三宿通り沿いのイタリアン、「スティーレ」にて。昨年10月オープンの新しいお店です。30代後半とおぼしき原田シェフが取り仕切るお店は、イタリアンとしてはかなり個性的。元、個室居酒屋を改装したと言うだけにそこかしこに和風ムードが感じられますが、出てくる料理は手を入れ込まず、素材の持ち味をうまく残しつつも洗練された調理。こういう料理のセンス、好きです。これ見よがしのフレンチやイタリアンが多い都心のレストランにあって、嫌味のない上品な調理は今や貴重かも知れません。小さなお店なので、ランチでも予約は必須とのこと。メインのないパスタ・ランチを選びましたが、これで2,100円はコスパも良いと感じました。

その後向かった「練馬区立美術館」は都内でもかなりマイナーなところで、残念ながら周辺にグルメなお店はありません。19世紀のH.ヴェルネ、L-M.ランテ、展覧会のポスターを飾るガヴァルニ、そしてアール・デコの時代に活躍したC.マルタン、A.マルティ、G.ルパップ。今回、ご都合合わず別行動ですでにご覧になったコートダジュールYさんはマルティがお気に召したとか。ポップでお茶目で時にしっとりの叙情。この作風はL.イカールから独自のエロティシズムを取り除いたような感覚で、分かるワカル!(笑)。今回の展示で特筆すべきは、当時のモード以外にも上流階級の女性の装いや地方の民族衣装、風俗や文学を描いたエレガントな挿絵が一堂に鑑賞できたこと。更には京都服飾文化財団所有の貴重なコレクションから、同時代を代表する華麗な衣装が展示されていたことです。その保存状態の良さは、信じられないほどでした。

次回はいったい何が出てくるのか、今から楽しみです。

コメント

コートダジュールYさん

2013年09月25日 17:38

Storyを感じさせられる、芸術的なお写真ですね!

やはり、お勉強された方の作品はひと味もふた味も違うようです^^

梨花さん

2013年09月25日 17:13

かっこいい!(^^)!

某有名写真家の鮮烈デビュー作品みたい!!

ふらんそわさん

2013年09月25日 15:35

梨花さんのコメントに触発されて、またPF画像を変えました。
ネカマに間違われそうなイラストです。

歳時・・季節感を愛でるという日本人古来のゆかしさが、ここ数十年でだいぶ失われてしまいました。万葉人の豊かな感性が羨ましいです。葡萄、梨、秋刀魚、そして大好きなきのこと栗の季節!今年は絶対に外せない栗のスイーツをゲットせねば。

梨花さんのお褒めいただいたので、太古の昔の卒業制作から ↓ Romaにて

梨花さん

2013年09月20日 09:27

昨夜の中秋の名月、ごらんになりましたか?
暑かった季節にもようやく秋の気配ですね。

先日は素敵な企画を立てていただきありがとうございました。リュベロンさんの写真も素晴らしいですね。
近い将来、写真教室もやっていただきたいです!

まったく知らない領域の19世紀のイラストの数々。初めて目にするものばかりで、楽しかったです。
私もコートダジュールYさん同様、なんとなくはかなげなマルティの描く人物、好きです。
ジョルジュ・バルビェの陽気さもお気に入り。 両方の絵葉書を何枚か、求めました。

隠れ家的イタリアン、スティールもイケてました。どの料理もおいしかったです。

次回のTurner企画もたのしみです!(^^)!

コートダジュールYさん

2013年09月19日 06:41

帝国のアフタヌーンティ+ターナーの組み合わせ、素敵ですね!
至福の時間になりそうです^^
ぜひ、参加させていただきたいです^^

ふらんそわさん

2013年09月18日 20:20

コートダジュールYさん。ご丁寧な書き込み、ありがとうございます。
次回は10月下旬、英国最高峰と評される風景画家「Turner展」と、これを記念した日比谷・帝国ホテル17Fの「インペリアルラウンジ アクア」にて期間限定Turner展記念のプレミアム・アフターヌーン・ティー(3,500円)を組み合わせたイベントを予定します。更に、もしご都合合えば管理人オススメの映画、「ルノワール〜陽だまりの裸婦」を鑑賞したいです。都内での上映は日比谷のシャンテのみ。Turner展は混雑が見込まれるため、平日午前中が良いかも。

http://www.turner2013-14.jp/

コートダジュールYさん

2013年09月18日 17:44

皆さま〜今回は都合が合わず、ご一緒できずに本当に残念でした(涙)

私は皆さまより数日前に、美術展に行ってまいりました^^
全てが私好みで大満足でした^^

リュベロンさん、マルティの良さをわかってくださり、嬉しく存じます^^
確かに!!敬愛するイカールと通ずるものがあるかもしれませんね。
新発見です。

アールデコ黄金期の画家たちはもちろん良かったのですが、「才能や地位などで有名になった女性たち」のファッションでは、関心ある人物であるカトリーヌ・メディシスのドレス、とても嬉しく拝見しました^^
このような素敵な美術展は教えていただかないと、なかなかわからないものです。リュベロンさん、本当にありがとうございました!

ランチのお写真、どれも美味しそうですね!
パスタはリングイネの生パスタでしょうか?
写真からお料理の丁寧さや、シェフのこだわりが伝わってくるようです^^

また、皆さまとご一緒できる日を楽しみにしております!

みもざさん

2013年09月18日 10:25

イベントではお世話になりました。

以前からファションプレートには興味があったのですが、このように多くの作家の作品を一同に見られるとは期待以上でした。それぞれ作風は異なるもののやっぱりこの時代のイラストはかわいい^^。ランチも美味しくいただけました。このようなコスパも良く上品なイタリアンはあまりないんじゃないでしょうか。とても私好みの料理で大満足でした。